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2012.06.08 Friday

紅型作家知念貞男さんの訃報によせて

 JUGEMテーマ:ニュース

沖縄の紅型、

着物好きなら「一着は!」と思うお着物です。

(最初に出てくる左奥の着物がまさに沖縄の紅型。フクギなどの天然染料染め


世にはたくさん紅型風が出回っていますが、

なかなか本紅型は個性があって・・・躊躇しますよね。

(黄や赤の配色は、沖縄の真上から降り注ぐ光でないと本当の美しさが発揮できない)

そして、お値段も!

ましてや紅型宗家のものは・・・


私も生涯着ることがないと思っていたのですが、

親心というのは恐ろしく、知ってか知らずか

「結婚したら、買ってあげられないから(嫁ぎ先に嫌味になるから)」と

ずっと前に購入してくれたものがあります。

それはが紅型宗家のおひとり、知念貞夫さんのものです。

残念ながら、その知念さんがお亡くなりになったと伺い、今日は故人のご冥福をお祈りする気持ちをこめて、ブログをつづりました。

購入した時の記念写真。私の持っているのは、帯地で、現在もさかえ屋でご覧いただけます。

そして、私にと母が選んでくれた一着がこちら(写真の大きさが違ってごめんなさい)


原色を大きく使わずに、指し色に。模様もやや小ぶりにされて、

本州の薄ボンヤリしたお天気で来ても、調和する本紅型。

紅型は型染めの一種なので、

型染めの名門問屋さんの「竺仙」さんで母が見立ててくれたもの。


隈取り(模様の縁取り)、顔料染めなど、本当にほかの着物では見られない

紅型の仕事が現代風にアレンジしている中でも、しっかりと施されており、

着て歩くと、関西の目の肥えたおばちゃんたちに

「あんた、えーべべ着てはるな〜」と、目を見張られます。

アレンジしていても、やはりほかの着物にはない存在感を漂わすのだろうか?

と、未熟ながらありがたく思っていました。

そんなお言葉もお伝えできてなかったことに、自分の愚かさを感じます。


知念さんの澄んだ美しい瞳が今も忘れられません。

こんな素晴らしい着物を世に残してくれてありがとう。

紅型と知念さんは一つになられ、紅型の歴史になられたと感じ、

大変ご立派だと尊敬申し上げます。



皆様 もし紅型に興味をお持ちになられたかたがいましたら、

ずっと以前に早稲田の学生さんとミニ研究会をさせてもらいました。

ここにその時の様子を記してみます。知念さんを知っていて頂く道しるべになれば嬉しいです。


最後になりますが、さかえ屋チーム一同、ご冥福をお祈り申し上げます。

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